乳がん・甲状腺がん治療の日記

乳がん、甲状腺がんの発覚と手術・治療、その後の日常生活。

見落とされた乳がん

自分が乳がんだと分かってから、モーレツに乳がんの情報を集めていたとき。
乳がん誤診の信じられない記事を見つけてしまいました。

ある女性が、医師に何度も乳房の異常を訴えていながら、
見落とされてしまい、気づいた時には、
乳がんは7cmを超える大きさになっていた。
その後、肝臓に転移し、余命半年の告知を受ける。

 ☆朝日新聞 見落とされた乳がん・・・1

 ☆なぜ産婦人科医が乳がん検診を担当するのか?

調べてみると、この記事を掲載してから、反響が大きく
山口さん以外にも誤診を受けた方はたくさんいたことが分かりました。

 ☆朝日新聞 見落とされた乳がん・・・2
 
 ☆朝日新聞 見落とされた乳がん・・・3

国立病院の医師にかかってても、見つけてもらえないなら、どーしたらいいの??

 

その後、山口さんは誤診した産婦人科医を訴えることはせずに
行政に乳がん検診の充実をお願いしていくことで、
見落としや誤診を防ごうと努力され、2007年に亡くなられました。

マンモグラフィ」や「乳がん」という言葉を聞くようになったのは、ここ2、3年。
それは、山口さん達の努力があったからなんだと、知りました。

山口さんの行動は、結果として多くの命を救っていると思います。

私の乳がんは、早期でシコリが感じられなかったんですが、
もし従来の視触診だったら見つからなかったと思うと、怖いです。

主治医から
「乳腺症のなかの一部に、癌(0.4~1.0cm)があった」と聞いたけど、
もし、いいかげんな先生で
簡単に乳腺症ですねーって片付けられてたら・・・??

長くかかる検査に「早く終わらせてよー」ってイライラしてましたが
いまとなっては、先生の慎重な姿勢に感謝してます。

乳がん検診の普及、マンモグラフィ超音波検査の導入、医師の慎重な検査。
そのすべてがそろって、「がんの芽」は発見できるんだろうなぁ。