乳がんの誤解①
最近の乳がん啓発キャンペーンで、
「乳がん=シコリ」ってイメージを持ちやすいですが、
シコリができない乳がんもあるんです。
とくに、早期の乳がんの場合。
自分で胸を触ってもシコリは感じません。
私自身、ときどき自己検診してたけど
「シコリないから大丈夫」と思ってました。
乳がん=シコリ、と思いがちだけど、
乳がんだから、必ずシコリがあるってわけじゃないし、
シコリがあるからって、必ず乳がんってわけでもありません。
シコリがあっても、乳がんじゃない良性の腫瘍ってたくさんある。
ただ、乳がんに関して言うと、
シコリが見つかってから病院に行ったのでは遅い、と思います。
シコリが自分で触れて分かる頃には、癌はある程度大きくなってます。
乳がんの病期を見ると、2cm以上のシコリというとⅡ期=進行がんです。
そうなると、転移・再発のリスクも高くなってくるし、
術後も抗がん剤やホルモン剤の治療が続きます。
乳がんになってしまった場合、0期の状態で乳がんを発見すること。
これがいちばん軽くすむ方法。
手術で癌が取りきれるので、再発・転移のリスクがなく、
抗がん剤・ホルモン剤もしなくてすみます。
でも自己発見は難しい。
まだシコリになってないからです。
じゃぁ、どうしたらいいの?
だから、乳がん検診が重要なのです。
微小な「がんの芽」を見つけてくれるのが、マンモグラフィ、超音波検査。
自己検診で見つけるのは、最後の手段だと思います。
その前に検診に行って、見つけた方がいいと思います。
「胸がはさまれていた~い!」とかフザケたり、恥ずかしがってる間に
あなたの生命は縮まって行きます。
私だって『まさか!!』と思ってたけど、
乳がん検診とか、めんどくさ~!って感じだったし。
今は見つけてくれた医師に感謝してます。
若い人ほど乳がん検診、受けましょう。